ハーブで美容と健康を手に入れよう。

- 1. ハーブとは?
- 2. ハーブの効能と効果
- 3. ハーブに含まれる代表的な成分
- 4. ハーブとして使う部分について
- 5. 生(フレッシュ)やドライで使うハーブいろいろ
- 5.1. セントジョーンズワート(St.John’s Wort)
- 5.2. ジャーマンカモミール(German chamomile)
- 5.3. エキナセア(Echinacea)
- 5.4. エルダーフラワー(Elder flower)
- 5.5. カレンデュラ(Calendula)
- 5.6. ネトル(Nettle)
- 5.7. マルベリー(Mulberry)
- 5.8. アーティチョーク(Artichoke)
- 5.9. セージ(Sage)
- 5.10. 月桃(Moon peach)
- 5.11. スギナ(Horsetail)
- 5.12. ダンデライオン(Dandelion)
- 5.13. ハイビスカス(Hibiscus)
- 5.14. ハトムギ(Pearl barley)
- 5.15. パッションフラワー(Passion flower)
- 5.16. フィーバーフュー(Fever few)
ハーブとは?
ハーブには明確な定義はなく、あいまいな部分が多くあります。香りがあったり、効能があったりする植物をハーブと呼んでいます。
ハーブの活用法には様々あります。料理の香りづけ、臭み取り、彩りなどは普段の生活でもよく利用する方法です。食べたり飲んだり、香りを嗅いだり、皮膚に塗ったりなど。「緑の薬箱」とも言われています。
活用方法は「エッセンシャルオイル」「ドライハーブ」「フレッシュハーブ」「チンキ剤」があります。

チンキ剤とは、フレッシュハーブやドライハーブを度数の高いアルコールに2週間ほど漬け置いて、その液体部分を利用するものです。
ハーブの効能と効果
代表的なハーブの効能と効果
鎮静効果
気分が高まって落ち着かない時、ストレスで不安定な時などに使うと気持ちを静めて安定させ、リラックスさせてくれます。ハーブの効能としては一番よく知られる効能です。
免疫活性化作用
疲れやストレスなどで免疫力が低下した時に使います。低下した免疫力を活性化させて、もとに戻す手伝いをしてくれます。

消化促進作用
疲れやストレスで胃腸の働きが弱くなった時に使うと、胃や腸を活性化させて消化を促し、お腹のハリや不快感を改善させてくれます。
抗酸化作用
綺麗を目指す方々には必須の作用ですね。抗酸化作用とは体のサビを防ぐことです。体のサビとは、いわゆる老化の事になります。老化を遅らせて、肌や見た目の若さはもちろん、健康に活動できる期間を延ばします。
利尿作用
一般にコーヒーや紅茶にも利尿作用がある事が知られていますが、利尿作用とは尿の排泄を促す作用の事です。体の中の水分の循環を活発化させてデトックス(解毒)を進めてくれます。
美白作用
こちらも綺麗を目指す方々には見逃せない作用の一つですね。日焼けしてしまったお肌を早く元の状態に戻してくれたり、日焼け自体をしにくくしてくれたりするものがあります。
ハーブに含まれる代表的な成分
| 成分 | 効能 |
|---|---|
| タンニン | 多くのハーブに含まれている成分で、いわゆる渋です。整腸効果があり、 収れん作用もあります。食品添加物としても使われています。 |
| フラボノイド | ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。鎮静作用、殺菌作用、 利尿作用、発汗作用などがあります。 |
| ビタミン | 脂溶性と水溶性のビタミンがあり、美容や健康管理に役立ちます。 |
| ミネラル | 鉄やカリウムなどを多く含むハーブがあります。体内に必要な成分です。 |
| アルカロイド | 強い薬理作用や毒性が高い成分で、ハーブとしては使い方に気を付ける必要が あります。 |
| クエン酸 | 酸っぱい味がします。疲労回復に役立つ成分で、さっぱりとした 爽やかな味なのでハーブティーなどに人気です。 |
| 苦み質 | 苦い味がします。肝臓の働きを良くしてくれます。 |
| 粘液質 | とろみを持つ成分で、胃や腸の粘膜を保護してくれたり、保湿性を使用して 美容に使われます。 |
| 精油成分 | 油分が多い成分で分子が小さい為、皮膚を通して体に作用します。 マッサージなどで使われることが多いです。 |
ハーブとして使う部分について
| 花 | 蕾や、開花して間もないものを使用します。 |
| 葉 | 傷んでいない綺麗な葉を使用します。ハーブティーによく使われます。 |
| 茎・幹・樹皮 | 多くはエッセンシャルオイルの抽出に使われます。 |
| 根っこ | 乾燥させて刻んで使います。 |
| 果実・実・種 | 果実、実、種をそのまま使ったり、乾燥させて使ったりします。 |
生(フレッシュ)やドライで使うハーブいろいろ
セントジョーンズワート(St.John’s Wort)

「サンシャインサプリメント」と呼ばれ、メディカルハーブとしては抗うつ作用が特徴です。黄色い花は傷や火傷に効きます。
うつ症状や更年期障害、五月病などの精神の不安定、気分の落ち込み、不眠などにハーブティーで利用すると改善させてくれます。サプリメントとしても多く販売されています。
| 学名 | Hypericum perforatum |
| 和名 | セイヨウオトギリソウ |
| 使用部位 | 花が咲く時期の地上部 |
| 作用と目的 | 抗うつ作用、鎮痛作用、消炎作用。抑うつ、月経前症候群(PMS)、火傷や傷 |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 強心薬、免疫抑制薬、気管支拡張薬、血液凝固防止薬、経口避妊薬(ピル)、 抗HIV薬などとの併用はできません。抗うつ剤をすでに処方されている場合も 使用しない。 |
ジャーマンカモミール(German chamomile)

効能が多くあり、世界で最も知られているハーブです。ハーブティーとしてよく利用され、青リンゴに似た香りは親しみがあり、リラックス効果があります。小さな子供にも利用できます。アレルギー症状を和らげたり、ストレスによる痛みや気分の不安定にも作用します。体を温める作用もあるので、冷え性や生理痛、頭痛、胃痛などの症状にも役立ちます。
エッセンシャルオイルは鎮静、抗炎症作用があり、肌荒れやニキビの改善に使われます。
| 学名 | Matricaria chamomilla |
| 和名 | カミツレ |
| 使用部位 | 花部 |
| 作用と目的 | 鎮静作用、消炎作用、駆風作用。冷え性、生理痛、頭痛、胃炎 |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 適量、用法を守ること |
エキナセア(Echinacea)

世界中で使われているメディカルハーブです。丈夫な植物なのと、綺麗な花ですので園芸で育てるのにも向いています。特に免疫力アップに効果があるハーブで、風邪の引き始めや、インフルエンザの初期などにハーブティーとして利用すると良いです。
ストレスや体が疲れてきて免疫力が下がって来ると、風邪や色々な感染症にもかかりやすくなります。疲れが貯まると何回も発症するヘルペスやカンジダ、尿道炎、尿路感染症などが例です。そんな時にはこのハーブで免疫力をアップさせましょう。
チンキ剤としては創傷や皮膚の問題に塗布すると効果があるとされています。
| 学名 | Echinacea purpurea, Echinacea angustifolia, Echinacea pallida |
| 和名 | ムラサキバレンギク |
| 使用部位 | 地上部、根っこ |
| 作用と目的 | 免疫力回復、創傷。風邪、インフルエンザ、ヘルペス、膀胱炎 |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 子供、妊婦への使用は注意が必要。自己免疫疾患がある人は不可。 |
エルダーフラワー(Elder flower)

アレルギー反応を静める働きがあり、気管支の炎症や花粉症のくしゃみ、鼻水などを和らげる働きがあります。免疫力をアップさせるエキナセアとブレンドしたハーブティーが人気です。
園芸としても人気が高まっていて、苗から育てる人も増えています。シロップ漬け(コーディアル)にしてお菓子作りに活用したり、炭酸水や水で割って飲むとマスカットの様な香りが爽やかです。
小説「ハリーポッター」ではニワトコの杖として登場していますが、ウィザーディング・ワールドでは最強の魔法の杖とされています。物語の行方を左右する重要なアイテムとして描かれています。
| 学名 | Sambucus nigra |
| 和名 | セイヨウニワトコ |
| 使用部位 | 花部 |
| 作用と目的 | アレルギー、利尿、発汗。花粉症対策、風邪・インフルエンザの予防 |
| 使用例 | ハーブティー、シロップ漬け |
| 注意する事 | 子供、妊婦は利用しない。 |
カレンデュラ(Calendula)

緑の薬箱として代表的なハーブです。塗り薬として傷や火傷の治療で利用されてきました。抗菌作用や抗真菌作用もあり、白癬菌やヘルペス、カンジダ、結膜炎などの治療にも期待できます。特にオイルで作った軟膏は「万能軟膏」とされ、傷の治療や全身の皮膚のケアに、リップクリームやハンドクリームとして利用されます。冬場のあかぎれやヒビにも。
| 学名 | Calendula officinalis |
| 和名 | トウキンセンカ、マリーゴールド |
| 使用部位 | 花部 |
| 作用と目的 | 抗菌、抗真菌、抗ウイルス、皮膚の修復、消炎。創傷、皮膚炎、 結膜炎、目の洗浄 |
| 使用例 | 軟膏 |
| 注意する事 | 用法・容量を守ること |
ネトル(Nettle)

カリウムや鉄分、ビタミンCや葉酸を含むので、マルチビタミン剤のような効能を期待できます。クロロフィルも多く含み、利尿作用があります。植物性のヒスタミンを含むので、花粉症の季節にはネトルのハーブティーで対策すると良いとされます。
食物繊維を豊富に含むので、食用すると腸内環境の改善と体質の改善にも役立ちます。緑茶の様なクセのない味なので、スープに入れたり、ふりかけのように使うと良いです。
全体的にトゲに包まれているので素手では触らない様に気を付ける事。
| 学名 | Urtica dioica |
| 和名 | セイヨウイラクサ |
| 使用部位 | 葉部 |
| 作用と目的 | 利尿、浄血。花粉症、アトピー、痛風 |
| 使用例 | ハーブティー、ふりかけ |
| 注意する事 | 心臓疾患、腎臓疾患のある人は使わない。 |
マルベリー(Mulberry)

日本では桑と呼ばれ、蚕が食べる葉として知られていますが、庭木にも人気があり、実がなると収穫しジャムにしたりと楽しめます。
ハーブとしては葉を使いますが、歴史は古く鎌倉時代には糖尿病に使われたという記録が残っています。腸内環境を改善させ、生活習慣病の予防に役立ちます。血圧を下げるGABAを含むのでトクホの商品として利用されています。
クロロフィルや鉄分、亜鉛が豊富に含まれていて、美白美容にも効果があるとされています。桑の葉茶として多くの商品が販売されていますので、日常的に活用すると生活習慣病予防やダイエットにも効果を期待できます。
| 学名 | Morus alba |
| 和名 | 桑 |
| 使用部位 | 葉部 |
| 作用と目的 | 血糖調整。生活習慣病予防、ダイエット |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 用法・容量を守る事。 |
アーティチョーク(Artichoke)

蕾の部分は食用としても最近ではスーパーで見かけることがあります。蒸したり焼いたり、そのまま食べたりもできます。ハーブとして利用するのは葉の部分で、強い苦みがあるのが特徴です。
この苦みは肝臓や胆のうを保護し、活性化させますので、お酒の好きな方にはおすすめのハーブです。
| 学名 | Cynara scolymus |
| 和名 | チョウセンアザミ |
| 使用部位 | 葉部 |
| 作用と目的 | 肝臓や胆のうを活性化。食欲不振、消化不良 |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 肝臓と胆のうに疾患のある人は使わない。 |
セージ(Sage)

古代ギリシア時代から使われていたメディカルハーブです。高い抗酸化作用があり、若返りのハーブとされています。抗菌作用や抗真菌作用、収れん作用があります。
ハーブティーにすれば、風邪の予防や口内炎が出来た時にはうがい薬として使ったり、マウスウォッシュとして利用すれば口内をさっぱりと保てます。また更年期障害などにも利用されています。
| 学名 | Salvia officinalis |
| 和名 | ヤクヨウサルビア |
| 使用部位 | 葉部 |
| 作用と目的 | 抗菌・抗真菌作用、抗ウイルス、収れん作用。風邪、口内の異常 |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 妊婦は利用しない。 |
月桃(Moon peach)

月桃(ゲットウ)は九州、沖縄、奄美大島などに自生しています。最近は人気が高まっており、月桃茶として多く販売されています。
フラボノイドというポリフェノールの一種を豊富に含んでいますので、高い抗酸化作用があります。ハーブとしては葉を使いますが、ショウガの仲間なので、葉は食べ物が腐らない様にと包む入れ物として使われています。
| 学名 | Alpinia zerumbet |
| 和名 | サンニン |
| 使用部位 | 葉部 |
| 作用と目的 | 鎮静効果、抗菌、精神安定、ストレス、うつ症状、不眠、PMS |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 用法・容量を守る。 |
スギナ(Horsetail)

田んぼの土手やあぜ道によく見かける雑草の様なスギナですが、実はメディカルハーブとして世界中で利用されてきました。
ハーブティーにすると緑茶の様な香りで利尿作用がありますので、デトックスに向いています。濃く煮出せばローションの様に使え、収れん作用で肌が引き締まり、シワやたるみの予防にもなります。また消炎作用で傷を治す働きもあります。
| 学名 | Equietum arvense |
| 和名 | ホーステール |
| 使用部位 | 葉・茎部 |
| 作用と目的 | 利尿作用、収れん作用、消炎作用。デトックス、外傷、肌のケア |
| 使用例 | ハーブティー、ローション |
| 注意する事 | 心臓、腎臓疾患がある人は使用しない。 |
ダンデライオン(Dandelion)

空き地や道路わきなどでよく見かける西洋たんぽぽですが、ハーブとしては根や葉を使います。たんぽぽコーヒーやたんぽぽ茶として多く販売されていて、特徴はノンカフェインという事です。母乳の出を良くし、妊娠中になりやすい便秘を解消してくれます。
たんぽぽコーヒーは根を乾燥させ、刻んでローストしたものを煮出すとコーヒーの様な風味が楽しめるのですが、コーヒー豆は使いません。
葉の部分も実はそのまま食べる事もできます。海外では栄養豊富なハーブとして普通に食用にされています。しかし結構な苦みがありますので、下茹でしたり、他の食材と炒めたりすると美味しく食べられます。この苦みは肝臓や胆のうの機能を改善させてくれます。
| 学名 | Taraxacum officinale |
| 和名 | セイヨウタンポポ |
| 使用部位 | 葉・根部 |
| 作用と目的 | 肝臓、胆のう機能改善、催乳、便秘、消化不良 |
| 使用例 | ハーブティー、たんぽぽコーヒー |
| 注意する事 | 肝臓、胆のうに疾患がある人は使わない。 |
ハイビスカス(Hibiscus)

とても綺麗な赤いハーブティーで人気があるハイビスカスですが、園芸のハイビスカスとは違う種類で、花ではなくがくの部分を利用します。ハーブティーの味はクエン酸により酸味があり、疲労回復、利尿作用、便秘の解消などが期待できます。
| 学名 | Hibiscus sabdariffa |
| 和名 | ローゼル |
| 使用部位 | がく部 |
| 作用と目的 | 代謝・消化機能の亢進、利尿作用、疲労回復、便秘解消 |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 用法・容量を守る。 |
ハトムギ(Pearl barley)
雑穀としてもハトムギ茶としても馴染みのあります。肌の新陳代謝を活発にし、肌を綺麗にしていく効果があります。アトピーにも効果があるとされ、お茶として飲むと良いです。雑穀としてはお粥にしたりして食べられています。
| 学名 | Coix lacryma-jobi |
| 和名 | ヨクイニン |
| 使用部位 | 種子 |
| 作用と目的 | 美肌、利尿作用、消炎、いぼ、抗アレルギー |
| 使用例 | ハーブティー、お粥 |
| 注意する事 | 妊婦の使用はしない。 |
パッションフラワー(Passion flower)

「植物性の精神安定剤(トランキライザー)」と呼ばれ、アメリカやメキシコの先住民が使っていた歴史があります。精神的な不安定、緊張をリラックスさせて寝つきを良くしてくれます。作用がとても穏やかなので子供からお年寄りまで使う事ができます。
更年期で精神が不安定で、不眠の症状がある方にも向いています。
| 学名 | Passiflora incarnata |
| 和名 | チャボトケイソウ |
| 使用部位 | 地上部すべて |
| 作用と目的 | 鎮静作用、不安・不眠解消 |
| 使用例 | ハーブティー |
| 注意する事 | 用法・容量を守る |
フィーバーフュー(Fever few)

「奇跡のアスピリン」や「天然の抗ヒスタミン剤」と呼ばれています。古代のギリシアでは頭痛や生理痛などの激しい痛みを抑える薬として葉をそのまま噛んでいたとされています。最近では特に頭痛を和らげる為や、吐き気を静める効果も期待されています。
味はとても苦く飲みにくいです。乾燥させて細かく砕き、オブラートなどで包んで水分で飲むと良いです。痛みが本格的になる前に飲んでおくと効果的です。サプリメントとして多く販売されています。
| 学名 | Tanacetum,Parthenium |
| 和名 | ナツシロギク |
| 使用部位 | 葉部 |
| 使用と目的 | 鎮痛作用、消炎作用、血管拡張作用。頭痛、生理痛、関節炎 |
| 使用例 | サプリメント |
| 注意する事 | 子供と妊婦、アレルギーのある人は使えません。抗凝固剤と併用不可。 |
















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